金の買取はブランド質屋を利用しましょう

ひらめいた男性

ご存知のように、金には貴金属としての価値があります。よって、それを使っているアクセサリなどがあれば、どんなに悪くても、金の含有量分は相場を元に買取を行ってもらうことができます。この金の相場は最近の10年くらいで大きく上昇しました。

2005年までは1グラム当たり2000円程度でしたが、それから数年で急激に上昇し、2009年には約3500円まで上がり、2013年には5000円を超えたこともあります。これは貴金属としての価値が上がった訳ではなく、工業需要が増加した為です。

金は貴金属だというだけでなく、工業製品にも多く使用されます。

例えばテレビやパソコン、スマホといった電子機器の基盤にも多く金が使われており、金が無ければこれらの製品を生産することはできません。2006年以降は世界的にこれらの生産量が増加したことで、その需要の多さから金の相場が跳ね上がったのです。そのピークが2013年で、現在では序々にですが、相場は下がり気配だと言えます。

さすがにここ数年は売れに売れたデジタルテレビやスマホの需要もそろそろ一段落といった感じです。それでも金は未だに1グラム4500円程度の相場はキープしており、どのような形であってもこの相場を元に買取を行ってもらえます。

24金(純金)の場合はその日の相場からそのお店の手数料を引いた金額で、18金(3/4)の場合は相場の75%から同じく手数料を引いた金額になり、22金や14金といった半端な含有量の場合でも、それぞれ24金を100%として計算した割合から手数料を引いた数字での買取になります。ですが、これらは金そのものの貴金属としての価値だけでの買取価格です。

ブランド物の場合、そのブランド性を考慮した金額になるので、物によってはかなり高く買い取ってもらえる可能性もあります。特にティファニーやブルガリなど、貴金属を使ったアクセサリーでは有名なブランドの品物になると、金の含有量自体は大したことがない場合でも、そのブランド自体の価値の方が買取金額の大半を占める可能性さえあります。

例えば金が約2グラム使われているだけのピアスでも、それが上記のような高級ブランド品となると、市販価格は10万円近くになります。

これをこのまま貴金属としてだけの価値で買取に出すと、現在では約9000円程度にしかなりませんが、ブランド品も扱っているブランド質屋では、高級ブランド品だということの方に価値を見て、数万円での買取になることも珍しくありません。

金製品を売りたい時には、どう見ても貴金属としての価値しかないと思われるような状態だったり、ノンブランド品の場合は別ですが、一度は聞いたことがあるようなブランド品の場合はブランド質屋に買取に出してみましょう。

金自体だけの価値より高い金額で買い取ってもらえる可能性があります。