果たして着物買取の前にクリーニングなどは行うべきか

悩んでる女性

着物買取では、しばしば汚れの有無がポイントになってきます。そもそも衣料品の買取では、汚れなどはたいてい重要なポイントになるのです。

ブランド物の衣類を買い取ってもらう時でも、品物の状態が重視される事はよくあるでしょう。それは着物にも同じ事が言えるのです。やはり目立った汚れが付いているか否かが、1つのポイントになってきます。それで問題は、その汚れの程度です。

汚れとは言っても、状況は色々と異なります。簡単に拭き掃除を行うだけで、簡単に汚れが除去できる事はよくあるでしょう。洋服についたシミなどは、大抵はふき取る程度で何とかなります。ですがコーヒーなどが洋服についた時は、やはり少々厄介です。

たとえ洗濯をしたとしても、簡単には汚れは除去できないからです。やはり自分でも簡単に除去できる程度の汚れならば、それは落としておく方が良いでしょう。

自力で簡単に除去できる位ですから、それで買取価格が大きく下がるとは考えづらいです。

しかしやはり簡単に汚れを取り除いておくと、着物買取のお店に対する印象は良くなる傾向があります。印象も買取価格には関わってくるケースが多々ありますから、できるだけ汚れは除去しておく方が良いでしょう。それでコーヒーなどの汚れは、確かに厄介な一面があります。

それは買取り価格を、それなりに下げてしまうからです。では買取前にクリーニングなどに出すべきかどうかは、着物の販売価格次第と言えるでしょう。着物の価格が高いなら、クリーニングでそれなりに買取価格もアップする傾向があるのです。

例えば販売価格が5,000円の着物Aと、30万円の着物Bがあるとします。Aに対してクリーニングを行った時は、かかる費用は500円ですが、買取価格は700円ほど見込めるとします。それに対して着物Bのような高給な品物の場合は、もっと高く上がる傾向があります。

買取価格が数千円ほど上がる事も、多々あるのです。Aの場合は、クリーニングによって200円ほど金額はアップしますが、Bなら数千円ほど高まる可能性があるのです。

どちらの方が良いかは、言うまでもないでしょう。ですから着物買取の手続きを行う前に、修繕などを行うべきかどうかは、それこそ販売価格など様々な要素によって判断するべきです。かけた労力に見合うかどうかを基準に、クリーニングなどを検討すると良いでしょう。

ただAとBのいずれの場合でも、簡単な汚れだけは、自分で落としておく方が良いでしょう。やはり印象は大切だと思います。