アレキサンドライトってご存知ですか？日光の下では緑色、白熱灯やロウソクの灯りの下では赤にカラーチェンジする宝石で希少なためダイヤモンドよりも高価に売られています。
検索すると大変高いです。数十万は当たり前の世界です。しかし、宝石大好きな私がんばりました。いろいろ、いろいろ調べてついに手の届く価格で売られている店舗を発見。レビューも良かったので購入してみることに！シルバーの台で10000円程度です。
石自体もとても小さくダイヤで言うと0.1カラット無いかな？というぐらいの大きさです。色変わりが見たいので指輪にしました。さて…通販で買ったのでドキドキしながら待って届いたものを確認。綺麗な緑色です。透明感があるというか、パッと見はほんとうにエメラルドです。
問題はちゃんと色が変わるかどうかです。そのお店では色変わり確認用に白熱灯のペンライトまでつけて下さるので、それを当ててみました。
「ん？」…確かに変わるけど、何か白っぽい？っていうか灰色？私のところに来たアレキサンドライトはすぐに赤にはなってくれませんでした。色変わりは確かに確認出来ます。
でも灰色では無くて「赤」が見たかったのに…。一瞬「返品」の言葉が頭をよぎりました。あの褒めてあるばかりのレビューはなんなんでしょう？「やらせ？」そこのお店では石が気に入らなかった場合変更を申し出ることが出来るのですね。
そんなサービスをしているお店でさすがにそれはないだろう、と思い、かといってあまりにがっかりしたので返品するのも億劫でしばらくほっておきました。ところが、です。
ある日会社の人でやはり宝石好きな人が「アレキサンドライトが欲しい。持っているなら見せて」と言うので「赤にはならないよ？それでいいなら見せてあげる」と会社に着けて行きました。ペンライトも持って行きました。それでしばらく手に着けていたんです。
そしたら車を運転中にアレキサンドライトの赤色を発見しました！暗い夜の運転で灯りはお店の電気や道路の電気です。本当にわずかな光の中アレキサンドライトは赤く光っていました。
私のところに来たアレキサンドライトは緑も薄いというか透明感のあるもので、言ってみれば色変りの原因になる物質が少なかったのだと思います。ペンライトの光でさえ強く宝石が放つ光よりペンライトの光のほうが強かったため「赤」を確認できなかったようです。
10000円で上質なアレキサンドライトが買えるはずもないのに、やはりそこは期待し過ぎてしまったようです。当てる光が弱ければきちんと赤やピンクに変色するのが確認できました。
けれどやはりいつも「赤」を確認したければやはりそれなりのお値段を出して購入するべき石だと思います。私は身の丈にあったアレキサンドライトを大切にしていこうと思っています。