古い切手ほど買取価格は高めになる傾向がある

電卓とお金とグラフ

切手買取には、いくつか独特な点があります。他の物品と比べると、買い取りに関する基準が異なる一面があるのです。基本的に切手は、古い物ほど有利になる傾向があります。

それは他の物品とは大きく異なるのです。例えば切手Aの場合は、1,900年代の前半に発行された物だとします。それに対して切手Bの場合は、2,000年代に発行された物です。

このAとBを比べた時は、大抵はAの方が買取価格は有利になるのです。

なぜなら、プレミア価値などの問題があるからです。そもそも古い切手などは、あまり市場に出回っていない傾向があります。1,900年代の切手となると、それこそ60年以上前なら出回っている事も大いにあり得ますが、やはり年数が経過すれば状況も大きく変わってくるのです。

やはり市場に出回っている切手の数は、大きく減少するでしょう。それで切手の買取価格は、総じて珍しさに左右される傾向があります。あまり市場に出回っていない切手などは、それなりに価値も高いとみなされる訳です。ですから切手は、古い物の方が有利ではあります。

そして他の物品とは、その点が大きくなる訳です。そもそも物の買取は、対象となる物は色々あるでしょう。例えば不動産買取などはありますが、それは古い物ほど高めであるとは限りません。むしろ築年数が重なっている分、買取額も低くなるケースが多いのです。

また家電買取なども同じです。たまに古い家電製品なら、プレミア価値が付く事もあるのですが、そういう確率は極めて低いと考えて良いでしょう。

家電品の場合、基本的には速やかに売却する方が有利と言えます。ところが切手の場合は、むしろ古い物の方が評価が高くなる訳です。

やはりそれは、切手買取の大きな特徴の1つと言えるでしょう。では新しい切手の場合は、買取額はちょっと低めになってしまうかと言われれば、確かにそのような傾向はあります。ですが「全て」の切手に対して、それが当てはまる訳でもありません。

そもそも切手と言っても非常に多彩ですから、たとえ新しいタイプであっても、それなりに価値が高いと判断される物もあります。ほんの1年や2年前に販売された切手でも、いざ買取店で査定を受けてみると、思わぬ価格になる事もあるのです。

つまり新しい切手だからといって、必ずしも安くなるとも限らないのです。実際にどれ位の価格になるかは、やはり査定を受けてみないと分からないでしょう。

新しい切手でも、とりあえず買取店で査定を受けてみるのも一法と言えます。